どうして中京圏の食文化を「名古屋めし」と言うの?名古屋めしと呼ばれる由来

主に他府県の方々が使う、中京圏の伝統食を中心とした言葉?食のジャンル?「名古屋めし」。幼少の頃には聞いたこともなかったし、今も名古屋人の間で「今日は名古屋めし系が食べたいや~」なんて絶対に言いません。

東京の郷土食(例えばもんじゃ焼き・雷おこし・くさや・江戸前寿司など)をまとめて「東京めし」とか「江戸めし」とは言いませんし、タコ焼き・お好み焼き・寄せ鍋・箱寿司などを「大阪めし、浪速めし、関西めし」なんて言い方や呼び方は聞いた事ありませんよね。

どうして中京圏の食文化だけ「名古屋めし」と言うのやか…

名付けは名古屋の有名飲食業zettonの社長

第3回NAGO-1グランプリを制したzetton。画像はグランプリメニュー

第3回NAGO-1グランプリを制したzetton。画像はグランプリメニュー、極上の知多牛を贅沢に使用した鉄板焼きガーリックライス「ガリめし」。とっても美味しくいただきました。
zettonグループ

中京圏の食文化、名古屋独特の料理を「名古屋めし」と名付けたのは、名古屋に本拠を置く、居酒屋・カフェ・レストラン・バー・ブライダル・和食など飲食を中心に多様な営業形態の店舗を展開する、名古屋で食に興味のある人なら大抵知っている企業・ゼットンの社長さん。

東京へ進出し、名古屋の地元料理を提供しはじめた頃、グルメ情報誌の記者がイタリア料理を“イタめし”と呼ぶのをまねて“なごめし”という呼称で紹介しようとしたところ、ゼットンの社長・稲本健一さんが「もっとストレートに名古屋めしと呼んだら?」と提案したのが「名古屋めし」という言葉、呼び名の始まり。

以降、矢場とんや世界の山ちゃんなどの名古屋の企業が東京へ進出し始めた時にも使われ、東京を中心に「名古屋めし」という表現が広まったそうです。

出典:wikipedia

wikipediaには続きがあって「企業が東京へ進出し始めた時にも使われ、東京を中心に名古屋めしという表現が広まっていった。地元の名古屋で使われるようになったのはその後である [中日新聞 2008年11月30日朝刊 『名古屋メシ1』フリーライター 大竹俊之]。名古屋から関東への出店が相次いだこと、愛・地球博の開幕や好景気で名古屋に活気が出てきたことなどが、「名古屋めし」の呼び名が全国的に知られるようになった原因である。」とあります…