名古屋カレーうどん
濃い味が大好きな名古屋人の創意と工夫
カレー風味のあんかけでも、カレー南蛮でも、和風カレーのうどん版でもない名古屋名物。「飲んだ後の〆に!」はすでに習慣♪

一般的な和風ダシベースとは全くの別物名古屋カレーうどん

名古屋カレーうどんの具は、油揚げ・カマボコ・豚肉・ネギが定番
地域毎に多少の違いはあるものの、大抵カレー風味のあんかけや、和風のカレーをうどんに掛けられたものが一般的なカレーうどん。いったい、名古屋カレーうどんは何がそれらと違うのか…
- スープは鰹などの和風ベースでなく「鳥ガラベース」が基本
- スパイスが効いたスパイシーな本格カレー
- 極太の麺(みそ煮込み並に)
- 具は油揚げ、カマボコ、豚肉、ネギ
スパイスの芳しい風味、極太のうどんがシコシコ。とろみの付いたカレーは鳥ガラスープの旨み。たっぷり麺、油揚げに絡み、最後まで熱々。食べてみないと分からない名古屋(流)カレーうどん!名古屋へ起こしのときには是非楽しんでください。
名古屋カレーうどんの元祖「鯱乃家」

名古屋カレーうどんの起源・鯱乃家(旧若鯱家)のカレーうどん
名古屋(流)カレーうどんは昭和51年から続く老舗・鯱乃家が起源(商標登録の問題などによって当時の屋号「若鯱家」から止む無く変更。現在の多店舗チェーン化の若鯱家とは別の店。若鯱家極楽本店(閉店)、若鯱家清明山店、若鯱家犬山店、歩々亭若鯱家分家は暖簾分けした弟子の店)。
当時名古屋でも一、二を争うほどの名店が作る新しい味は、濃厚な味が大好きな名古屋人に大人気。他店から弟子として預かった跡継ぎ達や暖簾分けの店、人気を聞きつけ模倣する店などによって「名古屋カレーうどん」は名古屋中に広まったそうです。
名古屋カレーうどんの人気店
カレーうどんを看板メニューにしたあるうどん店が多店舗展開に成功したことで急速に認知され、ご当地名物と言われるまでに広まった名古屋カレーうどん。名古屋では「お酒の〆は名古屋カレーうどん」も常識です。
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うどん錦
黄色くトロリとしたカレー。「飲んだ後の〆に」という名古屋独特の習慣はここから!
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若旦那21
鯱乃家の弟子筋らしいスパイシーで深いコク。やや細めの麺がもっちりとしなやか。
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若鯱家
最も有名・多店舗。名古屋カレーうどんのスタンダードとも言える若鯱家の看板メニュー
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うどん清平
美味しい!と評判の清平のカレーうどんは、残念ながら名古屋カレーうどんとは言えないかも…
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名古屋カレーうどんの人気店は、美味しいと評判の本家本流・鯱乃家系、商業ベース・シェア的には圧倒的に主流の若鯱家、独自の工夫を凝らすお店、の3ツに大別でき、それぞれの代表的な4店をピックアップしてみました(名古屋カレーうどんの元祖「鯱乃家」と合わせて5店)。
但し、何がどうなら「名古屋カレーうどん」なのでしょう?スープが「鳥ガラベース」であることなのか、「スパイシーでトロトロ」である事なのか、はたまた具に「油揚げ」が必須なのか…伝統料理ではないだけに名古屋カレーうどんは定義がやや曖昧であることが「名古屋のカレーうどんは美味しいらしい…」程度の認知に留まってしまっている理由かも知れません。
元祖であり本家本流の「鯱乃家に謂れの無いトラブルが無ければもっと繁盛し、一大名物になっていたはずだ!」と、うどん錦で〆ておられる方が熱弁されていましたが、謂れの無いトラブルについてその通りなのですが、一大名物になっていたはず、かどうかは…
日常的な名古屋めし
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きしめん
平べったい形が生むスルスルっとした独特の口当たり。
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手羽先
甘辛のタレにコショウがピリッと辛い!カラッと揚げた手羽先
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スガキヤ
名古屋人の記憶に深く刻まれた豚骨と魚介の和風Wスープ
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名古屋カレーうどん
決め手はトリガラベース。名古屋“の”ではありません。
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天むす
塩味の効いた海老天が具。名古屋から広がった全国区のおむすび
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小倉トースト
小倉あんとバターの風味が絶妙マッチ。名古屋の喫茶店で
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あんかけスパ
炒めた太麺にコショウが効いたトマトベースの餡がトロリ。
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鉄板イタリアン
熱々の鉄皿にケチャップ味のスパがこんもり。とろとろの卵が絡む
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シロノワール
熱々デニッシュとソフトクリーム。コメダ珈琲オリジナル。
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エビフライサンド
揚げたてのエビがブリッ!ふんわり玉子焼きと千切りキャベツ。
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味噌おでん
真っ黒いおでん。冬になると駄菓子屋の店先で一串2串なんてね。
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名古屋ご当地ラーメン特集
「名古屋ラーメン」の称号を競い合う4系統の個性的なラーメン