鉄板イタリアン(ナポリタン)
熱々の鉄板の上で湯気を上げジュージューと音を立てる
程良く焼きあがった卵がイタスパに絡む懐かしくも新しい味
東日本ではナポリタン、西日本ではイタリアンナポリタンとイタリアンは同じもの
-
発祥のホテルニューグランドのナポリタン。一般的なナポリタンとは別次元の御料理。
ハム・ベーコン・赤ウインナーなどの肉類と、玉ねぎ・ピーマン・マッシュルームなどの野菜、茹でおきされたスパゲティを炒め合わせたトマトケチャップ味のスパゲティ。
イタリアには無い日本製のパスタは、発祥の横浜を中心に東日本では「ナポリタン」と呼ばれ、西日本では「イタリアン」と呼ばれます。
日本全国の洋食店・喫茶店で必ずと言っていい位メニューに載っていた和製スパゲティ・イタリアン(ナポリタン)は、時代の流れと共に徐々に見かけなくなりましたが、名古屋では独自に進化し「名古屋めし」として根強い人気を保っています。
名古屋では「イタリアン」と呼ぶ方が主流。イタスパと呼ぶこともあり、イタスパの“イタ”はイタリアと鉄板の両方に掛かっているとの説もあるくらいイタリアン=鉄板イタリアンに直結。
-
名古屋で発祥「鉄板イタリアン」
ステーキ用の鉄皿なのになぜか「鉄板」と呼ばれています。鉄板イタリアンの元祖・喫茶店「ユキ」のメニューでは「イタリアンスパ」です。
熱々の鉄板にうず高く盛られたイタスパ。この鉄皿はもともとステーキやハンバーグなどが冷めないように出せる洋食の皿。1960年代初頭に名古屋の老舗喫茶店「ユキ」の店主が「スパゲティが冷めないように」とこの鉄皿でイタリアンを出したことが始まりです。
熱々に熱したステーキ皿にイタりアンを盛り、溶き卵を縁から流し込むことでさらに保温力もUP。程良く焼きあがった卵とスパゲティが絡まる、これまでとは一味違うおいしさが評判を呼び、名古屋の喫茶店に一気に広がりました。
鉄板イタリアンの人気店
ゆで上げのアルデンテなパスタが好まれる昨今では、イタリアン(ナポリタン)は昭和レトロな食べ物として扱われがちですが、名古屋では堂々の人気ぶり!
鉄皿でグツグツ熱々なのはどこか味噌煮込みうどんみたく、酸味の奥に甘みを感じるケチャップの濃い味付け。さらにイタリアンの下にある卵、鉄皿の黒と見た目のハデさは十分で、いかにも名古屋人好み!
- 日常的な名古屋めし
-
きしめん
平べったい形が生むスルスルっとした独特の口当たり。
-
手羽先
甘辛のタレにコショウがピリッと辛い!カラッと揚げた手羽先
-
スガキヤ
名古屋人の記憶に深く刻まれた豚骨と魚介の和風Wスープ
-
名古屋カレーうどん
決め手はトリガラベース。名古屋“の”ではありません。
-
天むす
塩味の効いた海老天が具。名古屋から広がった全国区のおむすび
-
小倉トースト
小倉あんとバターの風味が絶妙マッチ。名古屋の喫茶店で
-
あんかけスパ
炒めた太麺にコショウが効いたトマトベースの餡がトロリ。
-
鉄板イタリアン
熱々の鉄皿にケチャップ味のスパがこんもり。とろとろの卵が絡む
-
シロノワール
熱々デニッシュとソフトクリーム。コメダ珈琲オリジナル。
-
エビフライサンド
揚げたてのエビがブリッ!ふんわり玉子焼きと千切りキャベツ。
-
味噌おでん
真っ黒いおでん。冬になると駄菓子屋の店先で一串2串なんてね。
-
名古屋ご当地ラーメン特集
「名古屋ラーメン」の称号を競い合う4系統の個性的なラーメン